バチカン・ニュースについて
バチカン・ニュースは、教皇庁の新しい情報システムです。この冒険は2015年6月27日、教皇庁の新組織として広報事務局を設立した教皇フランシスコの自発教令(リンク先)によって始まりました。
バチカン・ニュースは、単なるデジタル集合体のコンセプトを超え、コミュニケーションの場所・形の絶え間ない変化に応え、そのための先駆けとなることを望んでいます。バチカン・ニュースは、多言語、多文化、マルチチャンネル、マルチメディア、マルチデバイスのプランをもって表現され、統合されます。
4つのテーマ・エリアで、教皇の活動、教皇庁の動き、カトリック教会についてのニュースを提供し、また国際ニュースにも言及します。バチカン・ニュースは、6つの言語(イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語)による特別編集局から出発し、順次他の33か国語のページを加えていく予定です。そして、ここでは単なる情報を伝えるのではなく、福音の光に照らした理解の鍵を提供したいと願っています。
わたしたちの挑戦は、今日の文化の中で、「教会のミッションの要求に常により良い形で」応えながら、「いつくしみの福音を様々な文化のすべての人に」伝えることです。
その規範は、教皇フランシスコが2017年5月4日、広報事務局・総会出席者との出会い で述べた「困窮や、貧困、試練にある人々への特別な関心を持って、使徒的、宣教的であること」です。
現在、広報省の長官はパオロ・ルッフィーニ氏、総編集長はアンドレア・トルニエッリ氏が務めています。
◆カトリック大阪大司教区(大阪教区)は、日本にあるローマカトリック教会16教区のうちのひとつで、大阪府、兵庫県、和歌山県におけるカトリック教会の活動を管轄範囲としています。その中に、地域ごとに74の小教区(いわゆる「教会」、2010年4月現在)が置かれています。またそれ以外に教区責任者によって認可された、さまざまな修道会(修道院)やカトリック施設・事業体などがあり、それぞれが独自の役割を担って活動しています。
◆ひとつの教区として独立した組織になったのは1888年で、1969年以降は、
名古屋・京都・広島・高松の各教区を管轄する大司教区となり今日に至っています。
◆現在の教区責任者は トマス・アクィナス前田万葉大司教(2014/9/23着座)で、司教座聖堂(カテドラル)、大司教館および教区本部事務局は、大阪市中央区玉造に置かれています。
1862年に、海外宣教を使命としてベルギーで創立されたカトリック教会の宣教修道会 淳心会(スクート会・Congregatio Immaculati Cordis Mariae: C.I.C.M )は、1948年から日本での福音宣教活動を始めました。
オリエンス宗教研究所は、この宗教法人カトリック淳心会(日本地区本部:兵庫県姫路市)に属する研究・出版組織であり、カトリックとプロテスタントによる『共同訳聖書』が生まれるきっかけをつくったことでも知られています。「オリエンス」の名前の由来は、待降節の祈り(ラテン語)の中にあり、東からさしのぼる光、闇に埋もれている人を照らす光、つまり、イエス・キリストをさしているのです。
その使命は、日本の宗教文化に関するさまざまな研究活動に加え、 エキュメニカルな海外の研究機関への情報提供、通信講座、典礼学や聖書学、神学に資する書籍の刊行を通し、福音宣教をすることにあります。
毎週日曜日のミサの手引き「聖書と典礼」をはじめとして、子ども向けの週刊誌「こじか」、一般向けの月刊誌「福音宣教」、そして、日本での宣教活動や宗教文化を海外に発信する英文季刊誌の"The Japan Mission Journal" などが定期刊行されております。